「全便欠航」で話題にもなった「新航空会社」、その機内の様子とは? 乗ってみたら「案外イイかも…」だった
新潟空港を拠点とする新航空会社「トキエア」。安定した運航率の確保が課題であるとも報じられる同社ですが、機内では、どのようなサービスが行われているのでしょうか。今回、実際に利用してみました。
結構変わってる?「トキエア」の機内とは
2区間の直線距離は160km、ダイヤ上の飛行時間は45分。乗客数は見た限り、10人を少し超える程度で、2席並んで座る人はほぼおらず、乗客みんなが散らばって座っています。グレーの薄型座席は他社のATR機とほぼ同等の仕様のようで、シートポケットの中身は、「安全のしおり」とオリジナルデザインのエチケット袋となっています。
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ただ、離陸して10分ほど経つとほかの地域航空会社とは異なるサービスも。地域航空会社の多くは、機内サービスはなし、もしくはドリンク提供にとどまることが一般的です。一方、トキエア便では、おかきなどが入ったバラエティパック、三幸製菓「わが家のテッパン」が配布されます。同社は新潟市内に本拠を構えており、”米どころ”ならではのサービスと言えるのではないでしょうか。
この日は天気も良かったので降雪による遅延や欠航はなく、フライト時間は30分程度。定刻より早く空港に到着することができました。ちなみに、新潟空港での降機から到着ロビーへは徒歩で向かう方式でした。
今後トキエアは新潟~神戸線を開設予定であるほか、年内にも新潟~成田線の就航を計画していると報じられています。また、将来的には2025年時点では空路しかない新潟・佐渡への定期便を開設し、これが同社の”目玉路線”となる予定。「遅延・欠航なく飛ぶ」体制さえできれば、同社の航空路線は、新潟へのアクセスをよりラクにする選択肢のひとつとなるでしょう。
※一部修正しました(2月21日15時30分)。
「2025年時点では空路しかない新潟・佐渡へ〜」とありますが、「海路」の間違いでは?
「※一部修正しました(2月21日15時30分)」とありますが、こちらはお気づきでなかったのですね…