「他国の戦闘機に戦闘機で空中給油!?」日米仏の空母が集まった演習で“珍しい映像を公開”
合同演習「パシフィック・ステラー」での一幕。
米仏の艦載機が合同訓練中に実施
フランス軍事省は2025年2月19日、日米仏の合同演習となった「パシフィック・ステラー」のショート動画を公開しました。
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同動画は2月10日から2月18日にかけて行われた演習の映像を編集したものになります。
フィリピン東方の海域でアメリカ海軍の原子力空母「カール・ヴィンソン」、海上自衛隊の護衛艦「かが」さらに、とフランス海軍の原子力空母「シャルル・ド・ゴール」と3か国の空母が一同に会した様子が確認できるほか、変わったところでは、「シャルル・ド・ゴール」の艦載機である「ラファールM」が「カール・ヴィンソン」の艦載機であるF/A-18E「スーパーホーネット」に空中給油する様子なども収められています。
こうした艦載機同士の給油は、バディー・システムとも呼ばれます。「シャルル・ド・ゴール」の艦上で使用している「ラファールM」には、サフラン・エアロシステムズが開発した新世代の給油ポッド「NARANG(ナラン)」が組み込まれている機体があります。
今回は共同作戦で、フランス海空軍では運用していない機体での空中給油が試されたようです。なお、アメリカ海軍では単座タイプのF/A-18F、複座タイプであるF/A-18Eの2タイプの「スーパーホーネット」運用していますが、両方とも空中給油能力を持っており、作戦機の中で一定数、常に空中給油を行える機体があります。
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