膨大な数の“空の脅威”を排除! ロシア軍侵攻開始から3年間の戦果発表 のべ2万回以上の出撃

ロシアに侵攻を受けて以降の空での戦果を発表。

この3年間で多種にわたるロシア軍の航空目標を撃墜

 ウクライナ空軍は2025年2月24日、ロシア軍が侵攻を開始してから3年間での敵機撃墜の成果を発表しました。

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ロシア軍が前線に投入しているなかで最新鋭のSu-35。同機に関しては複数がウクライナ空軍の防空システムなどに撃墜されている(画像:UAC)

 同空軍は侵攻の始まった2022年2月24日以降、2万6500を超える空中の脅威を排除したと発表しています。

 戦果のうち、固定翼機は370機とされています。この中には、早期警戒管制機のA-50や最新型のSu-35なども含まれます。また、ヘリコプターなどの回転翼機に関しては331機を撃墜したとのことです。

 ほかに、今回の侵攻で大きく取り上げられることになったドローンや無人機に関しては、6900機を撃墜したと発表しました。なお、このドローン撃墜記録と、イランが開発した徘徊兵器「シャヘド」は別の記録になっており、ウクライナ空軍はこのシャヘドタイプの目標に関しては、1万4286機を撃墜したとしています。

 ミサイルに関しては巡航ミサイル「カリブル」を550発、短距離弾道ミサイル9K720「イスカンデルM」は、ほぼ同型である北朝鮮製のKN-23を含め95発を阻止したと発表しました。撃墜記録にはほかに、亜音速ミサイルや超音速の空対地ミサイルや空対艦ミサイルなどがカウントされています。

 約3年間、ウクライナ空軍はロシア軍に対し、2万件以上の出撃を実施。のべ1万人以上がロシア軍に対する攻撃任務を行い、約1万2000人が軍用機の整備などに関わったとのことです。

 なお、この撃墜数はウクライナ空軍の発表であり、第三者組織の発表ではないため、戦果の数字は正確ではない可能性もあります。

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