JR北海道「早朝はバスに乗って」“最果て路線”で列車削減 「夜行特急」の名残りも消滅

JR北海道釧路支社が、普通列車のダイヤ改正内容を発表しました。

「最東端の駅」も変化

 JR北海道釧路支社は2025年2月25日、管内を走る普通列車のダイヤ改正内容を発表しました。

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根室本線(花咲線)の列車(画像:写真AC)

 JR各社は、3月15日にダイヤ改正を予定しています。

 このうち釧路支社管内の花咲線(根室本線の釧路~根室間)は、早朝と深夜合わせて4本の列車を廃止します。これにより区間便を含めて現在は8往復ですが、ダイヤ改正後は6往復に減ります。

 特に下り釧路5時35分発の快速「はなさき」根室行きは、札幌~釧路間の夜行特急「まりも」に接続する列車であり、2008年の「まりも」廃止後も存続していましたが、今回でついに消滅します。

 また、上り根室5時31分発→釧路8時05分着の普通列車も廃止されますが、JR北海道は、並走する都市間バスの特急「ねむろ号」(根室5時35分発→釧路8時20分着)を利用するよう案内しています。

 利用の少ない東根室駅は、3月14日をもって廃止されます。同駅は日本最東端の駅として知られていますが、翌15日から最東端は隣の根室駅に変わります。

 花咲線と釧網本線では、エゾシカなどとの衝突事故を防ぐため、午後の列車各6本、計12本について、通年にわたる減速運転を継続します。

 釧路18時59分発・根室行きと、同18時54分発・川湯温泉行きは、「余裕をもって下校できるようにしてほしい」という高校生の要望を踏まえて、19時台に繰り下がります。

【写真】これが廃止される「日本最東端の駅」です

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コメント

1件のコメント

  1. 東根室駅等の写真が古すぎます!写真提供しましょうか?