元「国王のための飛行機」のトイレがトンデモ内装過ぎた件…圧巻の全貌とは ベース機も珍しい…?
一般的に王室や政府などの公的機関専用の専用機は、特別仕様の客室が導入されることが多いです。そのなかでも、かつての中東オマーン王室機は「トイレ」に大きな特徴を持っていました。
「飛行機らしからぬトイレ」その全貌とは
しかし、客室窓に付けられたカーテンはいかにもレトロな雰囲気を表しつつ、機能優先でデザインされた一般の旅客機と異なり重厚感があり、座席自体もひじ掛けが太く、ゆったりとしています。
そして、最も王室用らしさを放っていたのがトイレです。一般的な「旅客機のトイレ」と比べると、圧倒的に広いのです。
オマーン王室機のVC-10内のトイレは、床面積が畳2枚分ほどあり広々としています。さらに、壁は胴体部分をうまく活かして上部が曲線を描き、腰壁が手の込んだつくりに。木目調も飛行機のトイレらしかぬデザインです。
また、便座の蓋もクッションが設置されているほか、恐らく物入れを兼ねているのでしょう。隅に椅子も別に設けられています。トイレの広さをとっても王室用という特別機であることが分かります。
ちなみに広いトイレといえば、日本では戦国武将の武田信玄の御閑所(トイレ)は京間六畳敷だったと伝えられ、信玄はそこで書面に目を通していたとも言われています。そこまでではありませんが、往年の「飛行機のトイレ」のなかでは異質のものだったといえるかもしれません。
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