「車いすが…階段をのぼる!?」 新型“スゴイ電動車いす”一体どんな仕組み? 次期モデルは“世界初”も

歩行者と同じ場所を行ける車いす?

世界初! エスカレーター昇降も可能に?

 モビリティ製品の研究開発を行うスタートアップ企業であるLIFEHUBは2025年3月27日、階段をのぼることが可能な、電動車いす型モビリティ「AVEST(アヴェスト)」の報道向け実機公開とデモンストレーションを都内で行いました。

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電動車いす型モビリティ「AVEST(アヴェスト)」の前輪とクローラー部分(乗りものニュース編集部撮影)。

 このモビリティは、普段の移動中にある段差や階段などを昇降でき、好きな場所へストレスのない自由な移動を実現します。

 LIFEHUBの中野裕士CEOは、自身も腰を痛めて電動車いすを使っていた際に、移動の大変さを痛感したとのこと。「段差があったり階段があったりすると必ずそれを迂回しなければならず、距離も余分にかかります。そうなると知っている道などしか行かなくなってしまう」と移動の大変さを明かし、「そこで、段差を乗り越え自らバリアフリーを作り出す車いすを作ろうと思い立ちました」と開発経緯を話しました。

 階段をのぼるタイプの電動車いすは、これまでスイスとロシアの企業の2社で、補助なしの単独で昇降できるタイプが製造・販売されています。ただこれらの車いすは、のぼる場合は進行方向に背を向けた状態でのぼる仕様であるため、同社ではより自然な状態を目指し常に進行方向と同じ位置に、乗っている人の視線があるように設計することを目指したそうです。

 そのため、段差や不整地にはクローラー(キャタピラー)を用いた走行システムを利用、さらにアクティブ・グラビティ・コントロール(AGC)という車両と乗員の重心位置をリアルタイプで調整し常に安定した姿勢を保てる装備などを搭載しているとのことです。

 さらに、同社はエスカレーターも昇降可能な次期モデルの開発も行っており、同製品が販売されれば、世界初のエスカレーターにも対応した車いすモビリティになるようです。販売は2026年1月を予定しており、台数は限定50台。価格は150万円で、購入者向けの保険サービスも準備中です。

 ただ、中野CEO自らが乗って行った階段昇降のデモンストレーションでは、機材のトラブルなどにより1段のぼったところでモビリティが止まってしまい終了。今後の一般向け試乗イベントなどを見据え、調整していくとのことでした。

【写真】か、階段をのぼる!? これが自らバリアフリーを行う車いすです

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