戦艦「大和」が生まれた場所が“空前の防衛拠点”に大変貌!? 整備イメージ明らかに 大型艦が接岸できる岸壁も

史上最大の戦艦「大和」を建造した呉海軍工廠の跡地に、巨大な複合防衛拠点を整備する検討が本格化しています。

無人機の製造・整備施設も想定

 今回公表されたゾーニング案は、より詳細なものとなっており、「装備品などの維持整備・製造基盤」エリアでは、民間企業の誘致や無人機の製造・整備施設を想定しているそう。ここには防衛装備庁の研究関連施設を整備し、スタートアップを含めた先進的な研究の実施を検討するとしています。

「防災拠点および部隊の活動基盤」エリアには、▽庁舎や物資の集積・保管所▽艦艇用燃料タンク▽運動場▽将来的に活用を検討するエリア▽艦船に搭載する装備品の維持・整備施設▽火薬庫▽衛星通信を含む先端的な情報通信施設及び関連部署の庁舎▽防災拠点(災害救援物資の保管、物資集積所、ヘリポート)を配置するとしています。

「岸壁などを活用した港湾機能」エリアには、将来的な利用拡大も視野に入れた、大型の艦船も接岸可能な岸壁を整備する想定です。

 これまで呉市は防衛省に対して、勤務する自衛隊員の増加、研究開発拠点の整備、火薬庫を主要施設としないこと、市の中心部にある海上自衛隊・呉教育隊の複合防衛拠点内への移転などを求めていました。

 防衛省は火薬庫に関して、呉港の入口に位置する大麗女(おおうるめ)島に新たな火薬庫と桟橋などを整備することにより、複合防衛拠点における火薬庫の整備面積を必要最小限に抑える方針を示しています。

 また、海上自衛隊・呉教育隊の移転に関しては「呉教育隊の敷地は約10haにも及び、これを日鉄跡地に移すことで複合防衛拠点の整備に影響が生じることに加え、現在よりも利便性が損なわれ、新隊員の募集にも影響が生じる」と指摘。引き続き、地元の意見には耳を傾けるとしています。

 なお、防衛省はゾーニング案について、現時点でのイメージであり、今後の検討状況で変更もあり得るとしています。

【画像】デカすぎる!これが呉市の「複合防衛拠点」整備イメージです

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