JR肥薩線「鉄道で復旧」動き出す 八代-人吉の「川線」 駅は“削減”

熊本県とJR九州は2025年4月1日、JR肥薩線の八代-人吉間について「鉄道での復旧」に関する最終合意書を取り交わしました。2025年度から復旧工事が始まります。

2025年度から復旧工事着手

 熊本県とJR九州は2025年4月1日、JR肥薩線の八代-人吉間について「鉄道での復旧」に関する最終合意書を取り交わしました。2025年度から復旧工事が始まります。

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球磨川沿いを走る被災前の肥薩線(画像:JR九州)。

 球磨川に沿う同区間は、2020年7月の豪雨による球磨川の氾濫で甚大な被害を受け、不通が続いています。現在は河川や並行道路の復旧が国によって進められています。

 鉄道の復旧は国の補助制度を活用しながらJR九州が行い、復旧後の施設は県が指定し第三種鉄道事業者が保有する「上下分離」方式をとります。JR九州はその施設を借り受けて運行する第二種鉄道事業者となります。

 復旧する駅の数は、従前から3駅削減の11駅に。段、坂本、葉木、鎌瀬、吉尾、白石、球泉洞、一勝地、渡、西人吉、人吉の11駅は復活し、瀬戸石駅、海路駅、那良口の3駅に関しては、被災前の利用状況や将来の利用見込みなどを踏まえ、廃止の方針です。

 復旧の時期は、これまでの協議から2033年度とされています。

 なお、「川線」と呼ばれる八代-人吉間とともに、熊本・宮崎・鹿児島の3県にまたがる人吉―吉松間、通称「山線」も豪雨災害から不通となっていますが、こちらは別途協議の場が設けられる見込みです。JR九州が試算した肥薩線の川線と山線を合わせた復旧費用は、約235億円に上ります。

【写真】流された鉄橋、復旧後はこうなる!

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