特殊すぎる「都心ブチ抜き高速」KK線、何が他と違う? 長年の歴史に幕…その後は?

4月5日の20時に東京高速道路、通称「KK線」が廃止されます。京橋~汐留の約2kmを通るこのルートは銀座エリアを高架で抜けていくため、短い距離ですが「これぞ東京の高速道路」といった印象がある道路です。

都心ド真ん中走る高速道路

 4月5日の20時に東京高速道路、通称「KK線」が廃止されます。京橋~汐留の約2kmを通るこのルートは銀座エリアを高架で抜けていくため、短い距離ですが「これぞ東京の高速道路」といった印象があるルートでした。この道路について改めて紹介するとともに、廃止される理由、そしてKK線の未来について紹介していきます。

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夜間のKK線(画像:写真AC)

 そもそもKK線とはどんな道路なのでしょうか。KK線は首都高から高架を降りることなく、そのまま走ることが出来ます。しかし、KK線は「東京高速道路」という名前であり、首都高とは異なる東京高速道路株式会社という自動車道事業と不動産賃貸事業を運営している民間企業が運営している道路なのです。

 銀座は第二次世界大戦から復興へ向かうなかで、道路の交通量が飽和状態となっていました。そこで、財界人23名が発起人となって1951年に設立されたのがこの東京高速道路株式会社になります。

 KK線は1952年に当時の運輸・建設の両省から道路運送法に基づく自動車道事業(一般自動車道)免許を取得して、1953年に着工。1966年に全線供用を開始しました。東京のど真ん中に純粋な民間企業が自動車専用道路を作り、運営するというのは、現代では考えられないプロジェクトとも言えます。

 閉鎖を前に実際に走ってみると、ビルの間を縫って走り、ときには鉄道と並走。まさに都市高速道路といった光景が広がります。しかし、その点は首都高も大きな差はありません。

 そのようななかKK線ならではと思うポイントは、首都高に比べて高低差が少ない点です。起点と終点こそ高低差を感じさせますが、多くの部分がフラットで開けていて見通しのいい印象でした。そうしたことから映像的な見栄えとしてしてもいいのかもしれません、映画『ワイルド・スピード』シリーズの一部でもロケ地のひとつとして使われていました。

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