「街が…なくなってる!」 宇都宮LRT“延伸”のカギを握る「激変エリアの新道路」とは?

宇都宮ライトレールの宇都宮駅西側への延伸に向けた動きが活発化しています。このカギを握るのが、市街地の一画で“消えた街”となった場所で建設されている新道路です。

「消えた街」にできつつある「都心環状線」

 都心環状線は、大通りの1本外側に並行する県庁前通り(大通りの北側)や、市役所の近くを通る「いちょう通り」(大通りの南側)などが該当しますが、一部、未開通区間があります。それが建設されているのが、前出の“消えた街”です。

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JR宇都宮駅東口に発着するLRT。西口への延伸へ向けた動きが活発化している(画像:写真AC)。

 ここは、裁判所の裏手で行われている「小幡・清住土地区画整理事業」のエリアで、土地区画整理に合わせて、都心環状線の“北西の角”にあたる未開通部ができつつあります。

 都心環状線を構成する県庁通りの西側は従来、清住通りでT字路になって終わっていましたが、土地区画整理で古い建物を一掃し、T字路の向こうに広い道路ができてきています。

 これが裁判所脇で建設中の広い道路と直角に交わり、大通り・旧日光街道とつながることで「環状」となります。この都心環状線の未開通部については、土地区画整理事業の完了をまたず、2026年3月に開通させる予定です。

 ちなみに土地区画整理が行われている小幡・清住地区は、1945年の宇都宮空襲による焼失を免れ、古い街の構造が残っていた地域だといいます。都心環状線を構成する大通りからの新しい道路は、さらに北側へ延び、バス通りとなっている既存の清住通りのバイパスともなる計画です。

 LRT延伸に向けた道路整備は都心環状線に留まりません。市は自動車交通を円滑にするため「3環状12放射状道路」の整備を打ちだしており、都心環状線のさらに外側の「内環状線」の一部にあたる桜通りや、大通りから続く大谷街道の一部の拡幅も進めています。

 ただ、内環状線には、市街の北側で渋滞が多発している競輪場通りなども該当しています。市は、「都心環状線の外側については、一部で拡幅を検討」「詳細な幅等については、とりまとまり次第公表」としており、LRT延伸に伴いさらなる整備が進むかもしれません。

 LRTを駅西側へ延伸させる約5kmの先行整備区間については、今年度に事業申請を行い、2030年代前半の開業見込みとされています。合わせて、東武宇都宮線と接続させることによるLRTと東武線との直通運転についても、県・市・東武鉄道の3者で検討が始まっています。

【街がない…!】これがLRT延伸計画と「カギを握る新道路」です(地図/写真)

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