国産「空飛ぶクルマ」SKYDRIVEついに飛んだ! 実は“空のコンパクトカー”今後の展開は?
開幕が迫った大阪・関西万博。4月9日には開発が続けられていた国内メーカーSkyDriveの空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」が、いよいよお披露目されました。近い将来の「空の足」を担う存在の正体に迫ります。
万博での「商用飛行」は断念 今後は?
もともと空飛ぶクルマは万博の目玉として、旅客を会場まで輸送する商用飛行を予定していました。SkyDriveをはじめ各陣営が商用飛行を目指したものの、いずれも乗客がいる状態での飛行の安全性が保てないとして、デモ飛行に切り替えた経緯があります。
SkyDrive関係者からは「デモ飛行の実績も、安全性の担保となる『型式証明』取得のエビデンスとしてもちろん活用する」という言葉が聞かれました。万博でのデモ飛行が、遠くない将来の空飛ぶクルマ実用化への大切な布石となるのです。
エアリアルウェイ・ライターとして近年のドローンや空飛ぶクルマの動向をウォッチしてきた筆者としては、国内で開発が進められてきた機体がいよいよ卵からかえり、ひなになって羽ばたき始めたというエポックメイキングな光景に立ち会え、感無量の気持ちを抱きました。
古参の航空ファンからは「空飛ぶクルマは投機の対象になっているだけでうまくいかない」「航空宇宙産業なめるな」といった声が聞かれます。しかし、筆者としては、ジャンボ機の登場により旅客機による空の旅が大衆化したのと同じように、空飛ぶクルマの登場と発展が、より多くの人たちを空の利活用へと誘うことになると確信しています。
ちなみに「空飛ぶクルマ」とは「地上を走るクルマのように、気軽に乗れる空の乗りもの」という意味でつけられており、必ずしも地上を走る能力は必要なく、既存の自動車が空を飛ぶわけでもありません。
Writer: 水野二千翔(高円寺工房/モビリティライター)
レイルウェイライター種村直樹氏に憧れ鉄道・バスライターを志す。これまで「バスマガジン」や「Rail Magazine」で執筆。現在はモビリティ全般に興味を広げ、ドローンや空飛ぶクルマの記事も。国家資格「一等無人航空機操縦士」所持。近著に「ドローン3.0時代のビジネスハック」ほか。
いったいいつまで「空飛ぶクルマ」なんて変な言葉をつかいつづけるのだろうか…。
「Flying car」を何も考えずに訳したんだろうけど 、「car」って「カゴ」の部分の意味あいやろ。日本語の「車(くるま)」のことではない。「くるま」ってのは、車輪のついた乗り物のこと。
たとえばエレベーターの箱でも「car」だし、飛行船のゴンドラでも「car」だが、日本人は「クルマ」とはいわんよね。
それこそ「小型ヘリ」程度でいいんじゃないのかな。それとも回転翼以外のもあるのか?
ゼロ戦より大きい、道路を走れるのか。