え?空港のフードコートに”有名駅弁”があるのですが…? 食べてみたら不思議な感じでした。でもちょっと課題はあるかも

神戸空港第1ターミナルに、新たなフードコートエリア「神戸ソラもぐ」がオープンしました。この一角に出現したのが、名物駅弁「ひっぱりだこ飯」で有名な淡路屋が展開する「淡路屋のおもうつぼ 神戸空港店」です。”空港内で食べる駅弁”はどのようなものなのでしょうか。今回、食べてみました。

「空港で食べる『ひっぱりだこ飯』実際どうなの?

 実際に食べてみるとまず感じられたのは、プリプリとした食感の良さがある大ぶりのたこです。下に敷き詰められたご飯は出汁の味が染みており、あっさりとしながらホッとする味です。

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神戸空港のフードコート「神戸ソラもぐ」(グルメ満二郎撮影)。

 その一方で、できたてホヤホヤの「ひっぱりだこ飯」はあまり食べる機会がありませんので、どこか新鮮です。また、筆者は駅弁の「ひっぱりだこ飯」を食べた際、「お味噌汁があればなあ……」と考えてはいたのですが、これがついてくるのがうれしいポイントといえるでしょう。

 ただ、駅弁価格ということでこのフードコートのなかでは強気な価格設定だというのも事実です。

 同フードコートには、レギュラーサイズで590円からカレーが食べられる「100秒カレー」や、餃子7個と大盛り無料のご飯、汁物やサラダなどがついた「ぎょうざ定食」が800円から食べられる神戸餃子の名店「ひょうたん」などが入っており、空港グルメでお腹を満たす――という意味では”分の悪さ”を感じるところです(ともに価格は税抜)。

 とはいえ、空路によるアクセスがメインである人が「兵庫の名物駅弁」を気軽に味わいたいということであれば、試してみる価値はおおいにアリでしょう。このフードコートは滑走路に面しているので、ガラス越しで行き交う旅客機を眺めながら「淡路屋のたこ飯」が食べられるというのも、ある意味貴重な経験です。

【写真】なんか印象変わる! これが「神戸空港で食べれる名物駅弁」です

Writer:

駅や空港などでB級グルメを探すのをライフワークとしている。好きな言葉は「ニンニクアブラ」。

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