『トップガンマーベリック』みたい!? F/A-18やフランカーが「山の隙間」を低空飛行でかっ飛ばす! 12か国参加の演習
エースコンバットではお馴染みの低空飛行をリアルでやる。
過去最大規模の参加機数で行われた演習
ギリシャ空軍は2025年4月11日、多国籍航空演習「イニオコス2025」が終了したと発表しました。

3月31日から行われたこの演習は、ギリシャ空軍の第116戦闘航空団のほか、アメリカのF-16、フランスの「ミラージュ2000」、スペインのF/A-18「ホーネット」など、ギリシャと同じ北大西洋条約機構(NATO)加盟国が参加。さらに、インドのSu-30MKI「フランカーH」、カタールのF-15、アラブ首長国連邦(UAE)の「ミラージュ2000-9」、イスラエルのガルフストリームG550など、NATO以外の友好国も演習を行い、計12か国の空軍機が集結しました。
演習では、攻撃的対航空作戦(OCA)、防御的対航空作戦(DCA)、戦略航空作戦、対陸作戦への航空戦力貢献(APCLO)、海上作戦への航空戦力貢献(APCMO)、偵察任務(RECCE)、戦闘捜索救難(CSAR)、緊急目標(TST)などの訓練が実施され、幅広い任務を想定した多国籍での作戦行動が確認されました。
同演習にはギリシャのペロポネソス半島にある渓谷やエーゲ海が利用され、ここでは低空飛行訓練も実施します。これは敵の防空網をかいくぐる飛行技術を学ぶために重要ですが、実施できる場所が限られているため、多数の国のパイロットたちが参加するのです。
今回はミラージュ2000やF-16、F-15のほか、インド空軍のSu-30MKIやモンテネグロ空軍のベル412ヘリコプターなど、NATOの演習には登場しない珍しい機体も低空を高速飛行しました。
なお、同演習は1980年代から行われていますが、今回の参加機数は歴代最大だったそうです。
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