世界最長の航続距離「もっと伸びました」ガルフストリーム新型ジェット「G800」驚愕の性能が明らかに
型式証明のためのテストで当初の予想よりも性能アップ。
東京からドミニカまで無給油で行ける計算
ガルフストリーム・エアロスペースは2025年4月16日、同社新型ビジネスジェットG800が米国連邦航空局(FAA)と欧州連合航空安全局(EASA)の両方から型式証明を取得したと発表しました。

G800に関して同社は、世界最長の航続距離を誇るビジネスジェット機であるアピールしてきましたが、今回の型式証明の取得によりマッハ0.85で飛行した状態で8200海里(1万5186km)あることが明らかとなりました。単純計算で考えると東京からカリブ海の島国ドミニカ共和国まで無給油で飛べることとなります。
この距離は、当初発表していた航続距離の予想を370kmも上回るものでした。また、最高運航速度に関しても当初計画されていたマッハ0.925からマッハ0.935に向上しています。
さらに、離陸距離が5,812フィート(1771m)、着陸距離が3105フィート(946m)と認定されました。こちらに関しても当初発表されていた距離から短くなっており、ガルフストリームは「お客様はより多くの空港にアクセスできるようになります」と発表しています。
なお、G800の超長距離、高速性能、および向上した燃費効率は、ロールスロイス製パール700エンジンとガルフストリーム設計の空力翼およびウィングレットの組み合わせによるものとのことです。
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