常磐道“新IC”と直結! スゴい時短の無料8kmバイパス「小名浜道路」8月開通
小名浜道路が、2025年8月に開通します。
常磐道に「いわき小名浜IC」を新設
福島県とNEXCO東日本東北支社は2025年4月21日、県が整備を進めてきた「小名浜道路」と、NEXCO東日本が整備を進めてきた常磐道のいわき小名浜ICが、ともに7月7日(木)15時に開通すると発表しました。

小名浜道路は、いわき市の泉町下川と山田町塙を結ぶ延長8.3kmの自動車専用道路です。道路は幅員13.5m・2車線、設計速度80km/hで整備されます。通行無料で、途中に信号はありません。東日本大震災後の2012年度に「ふくしま復興再生道路」の位置付けで事業がスタートし、2016年度から建設工事が進められてきました。
ICは東から順に「いわき泉」「いわき添野」「いわき小名浜」「いわき山田」を設置。このうち起終点のいわき泉ICといわき山田ICは県道20号いわき上三坂小野線、途中のいわき添野ICは県道56号常磐勿来線とそれぞれ接続します。
いわき小名浜ICは、常磐道と直結します。一般的なフルIC形式で、全車種が利用可能です。
小名浜道路は、主に常磐道と重要港湾の小名浜港を結ぶ目的で整備されます。現在、常磐道のいわき勿来ICやいわき湯本ICから小名浜港までは30分ほどかかりますが、県によると、両ICの中間に新設されるいわき小名浜ICから小名浜道路を経由することで、半分以下の13分ほどに短縮される見込みです。
道路開通により、物流・産業・観光の面から地域活性化を支援するほか、小名浜港と常磐道を直結することで大規模災害時の円滑な緊急輸送を確保。さらに小名浜港周辺やいわき湯本IC付近の混雑緩和などの効果が期待されるとしています。
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