三重県警も仲間入り!? 逃げきり不可能な世界の「スーパーパトカー」たち 押収フェラーリ転用はどこの国?
三重県警に2代目「NSX」パトカーが配置されました。ただ世界を見渡すと、同じようなスーパースポーツをベースにしたパトカーが数多く存在します。そこで、とりわけ個性的といえるモデルを集めてみました。
イタリアにも激レアパトカー多数あり
栃木県警やドバイ警察に比肩するほど、スーパーパトカーを数多く運用しているのがイタリア警察です。最近ではランボルギーニの高級SUV「ウルス・ペルフォアマンテ」ベースのパトカーも配備され、話題になりました。
ランボルギーニ ウラカン
ランボルギーニ「ウルス・ペルフォアマンテ」より前に配備され、交通取締りや臓器・血液製剤などの緊急搬送で活躍しているのが、同じくランボルギーニ製の「ウラカンLP-610-4」です。

ウラカンのパトカーは、2014年5月に1台目がローマ警察に配備され、2017年にはボローニャ警察にも引き渡されています。
ベース車となったウラカンLP-610-4は、排気量5200ccのV型10気筒自然吸気(ノンターボ)エンジンを搭載、最高速度は325km/h以上だとか。臓器搬送で数百kmの距離を高速疾走する姿は、たびたびSNSなどで披露されており、イタリア国民の命を救うために日々奔走している模様です。
ちなみに、このウラカンLP-610-4パトカーが導入される前は、同種の任務に同じくランボルギーニ製の「ガヤルド」が用いられていましたが、ウラカンLP-610-4に更新される形で退役しています。
なお、ガヤルドベースのパトカーはロンドン警視庁にもありました。2005年に「ランボルギーニ ロンドン」が貸与する形で引き渡され、交通安全の啓蒙活動などに用いられたようです。ただ、その後返却された模様で、現在は運用されていません。
ロータス エヴォーラ
同じイタリアながら、国家憲兵隊「カラビニエリ」に配備されているのが、ロータス「エヴォーラ」のパトカーです。
国家憲兵隊は準軍隊といえる組織で「軍警察」と呼ばれたりもします。警察にも軍隊にも属さない独立組織で、刑事警察活動よりも主に公安活動に重点を置いているのが特徴です。
同車はロータス社の寄贈によるもので、2011年に2台引き渡されています。ベース車はハイパフォーマンス仕様の「エヴォーラS」で、エンジンは排気量3456ccのV型6気筒自然吸気(スーパーチャージャー付き)を搭載、最高速度は261km/hといわれています。
主な使い道は、前出のイタリア警察が運用するランボルギーニ「ウラカン」と同様で、移植用臓器や血液製剤などの緊急運搬です。
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