超でっかい「2億円のベンツ」を地元に寄贈! 千葉の医師「命を救うことに役立てて」 車重19トンの真っ赤な消防車
従来のはしご車は30メートル級だったそう。
全長11m、車重は約19t
千葉県北西部に位置する野田市の消防本部にこのたび「40メートル級先端屈折式はしご車」が配備され、その納車式が2025年4月24日、消防本部庁舎車庫において執り行われました。

同車は、市内在住の医師である根本 曉氏が寄贈したもので、野田市の資料によると購入金額は2億1890万円になります。
ドイツのマギルス社製で、ベース車体はダイムラー・トラックが「メルセデス・ベンツ」ブランドで販売する大型低床トラック「エコニック」です。
車体サイズは、全長約11m、全幅約2.5m、車重は約19t。最大の特徴は、はしごの先端部分が屈折式のため、架線などの障害物や建物屋上に手すりなどがあってもアクセス対応がしやすくなっている点です。
また、ベースの「エコニック」は低床キャビンのため安定性に優れているほか、コンパクトで小回りが聞くのもメリットのひとつです。
納車式には、前出の根本 曉氏や野田市の鈴木 有市長らが出席。そこで根本氏は「1人でも多くの方の命を救いたいという気持ちと、医師の道へ進ませてくれた父親への感謝の気持ちを見える形で残したいと寄贈した。命を救うことに役立ててほしい」と述べていました。
なお野田市は、40メートル級ということで、市内全域において高層建物の災害に対応できるようになるため、消防体制の大幅な強化につながるとしており、5月12日から運用を開始する予定としています。
コメント