自衛隊が渇望の「ステルス巡航ミサイル」母国軍で配備スタート!「コレ、F-35戦闘機にピッタリなんです」
「トマホーク」ミサイルより優秀です。
F-35Aのウエポンベイに収まるのはこれだけ
ノルウェー国防省は2025年4月29日、新たな巡航ミサイル「JSM」の最初の生産分を受領したと発表しました。

JSMは「Joint Strike Missile」の略で、日本では「統合打撃ミサイル」と訳される空対艦/空対地用のステルス巡航ミサイルです。開発・生産は、ノルウェーの大手防衛企業であるコングスベルク社が担っており、当初よりステルス戦闘機F-35A「ライトニングII」で運用することを想定して設計されたため、2025年現在、同機の兵倉(ウエポンベイ)内に収納することができる唯一の長射程巡航ミサイルでもあります。
F-35Aの兵倉に収納可能ということは、同機のステルス性を損なうことがないということであり、そうしたメリットゆえに日本やアメリカ、オーストリアがすでに導入を決めています。
日本については、航空自衛隊が運用するF-35A用に2018年度から調達予算が計上されています。その後、2020年と2024年に相次いで追加発注しており、もしかすると今後もさらなる発注を行うかもしれません。
なお、JSMの原型といえる艦対艦/艦対地ミサイル「NSM」も採用国が増えているほか、ポーランド軍やアメリカ海兵隊では、地上発射型NSMの配備も始まっています。
こうした世界的な需要拡大に対応すべく、コングスベルグ社は、昨年(2024年)に新工場を開設しており、生産量を増やす構えを表明しています。
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