ロシア軍が「とてつもない量」の弾薬を失う? “凄まじい大爆発”で吹き飛んだ弾薬庫の衛星画像が公開 原因は

いわゆる「現場猫案件」の可能性が高いとのこと。

巨大弾薬庫が壊滅した原因は「ずさんな管理」?

 イギリス国防省は2025年5月14日、モスクワから約80km東に位置するロシア軍の弾薬庫で、4月22日に複数回の大爆発が発生したと発表し、被害状況を示す衛星画像を公開しました。

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ロシア軍のTu-95戦略爆撃機。(画像:ロシア国防省)

 同国防省によると、爆発が発生したのはウラジーミル州キルジャチ近郊にあるGRAU(ロケット・砲兵総局)の第51弾薬庫。ここには弾道ミサイルのほか、空中発射ミサイルや防空ミサイル、砲弾など約10万5000トンにおよぶ各種弾薬が保管されており、ウクライナを攻撃する弾薬を貯蔵する戦略的に重要な拠点となっているそうです。

 大爆発の原因は「不適切な兵器の取り扱いと保管」によるものだった可能性が非常に高いと指摘しており、衛星画像から施設の大部分(1平方km以上)が損傷したことが確認されたとしています。

 さらに、火災で損傷した不発弾が施設外に着弾した可能性があり、近隣住民に危険をもたらす可能性があるとのこと。

 その上で今回の大爆発は、ロシアがウクライナへの全面侵攻を開始して以降、自軍が原因で引き起こされた最大規模の軍需品の損失になると分析しています。

【衛星画像】大爆発で吹き飛んだロシア軍「巨大弾薬庫」の惨状

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