ウクライナの巨人機に「ミイラみたいなF-16」を積み込む映像が公開 “墓場”から引っ張りだして何をする?
F-16の胴体すっぽり入る!
「決定的瞬間」を捉えた映像が公開
ウクライナ政府の公式サイトである「ユナイテッド24」は2025年5月11日、同国のAn-124「ルスラン」大型輸送機がアメリカ・アリゾナ州ツーソンの飛行場でF-16戦闘機の胴体部品を積み込んでいる映像を公開しました。

An-124は旧ソ連のアントノフ設計局が開発した輸送機で、実用機としてAn-225「ムリヤ」に次ぐ大きさを誇り、量産された飛行機としては世界最大とされています。軍用の貨物機ですが、民間の貨物機としても使われており、日本では中部国際空港にしばしば飛来しています。
公開された映像は、白いシートで覆われたF-16の胴体部分が、An-124の貨物室に積み込まれる様子を捉えています。アメリカ政府は今月に入り、F-16の関連部品をウクライナへ売却することを承認しており、完成機としてではなく、スペアパーツとして供与されるとみられます。
なお、アリゾナ州ツーソンのデビスモンサン空軍基地は、退役した飛行機を保管している「飛行機の墓場」として知られています。
F-16の部品を積み込んだAn-124は、ウクライナへの軍事支援の中継地点となっている、ポーランドのジェシュフ=ヤションカ空港へ向かったそうです。
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