「太陽の塔」×「鉄道博物館」始まる 鉄道が好きで、好きでなかった岡本太郎、そのらしい理由

大阪の「太陽の塔」と、大宮の「鉄道博物館」が合体。川崎市岡本太郎美術館で企画展「鉄道美術館」が始まりました。「現美新幹線」にも出展しているアーティストたちの作品展示、小田急「ロマンスカー」デザイナーの講演会などが行われます。岡本太郎さんは鉄道に関心を持っていたといい、JR誕生と縁の深い人物。ただ、鉄道のアレはあまり好きではなかったようです。

大宮の「鉄道博物館」などが協力

 川崎市岡本太郎美術館(川崎市多摩区)で、2016年7月16日(土)から企画展「鉄道美術館」が始まりました。

「岡本太郎は鉄道に関心が強い人でした」(川崎市岡本太郎美術館、北條館長)

 同美術館によると、この企画展は「機能から生まれる車両造形、街をつないで広がる鉄道路線、鉄道が織りなす街や自然の風景など、人々を魅了し続ける鉄道を美術の目を通して味わう試み」とのこと。会場には、現代アーチストによるジオラマ展示や鉄道資料が多く展示されており、「多くの人々と鉄道の魅力を共有できれば」と考えているそうです。

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「鉄道博物館」のものがモチーフにされた「鉄道美術館」のマーク(2016年7月15日、恵 知仁撮影)。

 この「鉄道美術館」には、さいたま市大宮にあるJR東日本グループの「鉄道博物館」が協力。企画展のマークが、岡本太郎さんの作品『太陽の塔』と、車輪がイメージされた「鉄道博物館」のマークが合体したものになっているのもポイントです。小田急電鉄や東急電鉄なども協力しています。

「これだけたくさんのものをほかの美術館に提供するのは初めてです。力を入れています」(鉄道博物館、大信田館長)

 出品作家は市川 平さん(インスタレーション)、パラモデルさん(インスタレーション)、原 倫太郎さん(インスタレーション)、角 文平さん(彫刻)、栗山貴嗣さん(立体造形)、山口 晃さん(絵画・立体)、中村 宏さん(絵画)、福島 尚さん(絵画)、長谷川利之さん(絵画)、佐々倉 実さん(映像)、そして岡本太郎さん。パラモデルさんは、2016年4月に上越新幹線で運行を開始した“世界最速の美術館”「現美新幹線」にも出展しているアートユニットです。歌川広重や勝海舟といった人物の作品も展示されています。

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パラモデルさんの作品は「鉄道美術館」で公開制作される(2016年7月15日、恵 知仁撮影)。

 また期間中、鉄道関係の音楽製作などで知られる向谷 実さんの講演会「音楽と鉄道がいっぱい」(7月18日)、小田急の特急「ロマンスカー」のデザインを手がけた岡部憲明さんの講演会「鉄道デザインとヒューマニティ」(10月2日)といったイベントも実施される予定です。

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