ZOZOマリン移転「幕張メッセ駐車場」で決まり! 5000台の巨大駐車場はどうなる? 新スタジアムは“駅まで直結”か
千葉市は2025年5月22日、「千葉マリンスタジアム再整備基本構想案(骨子)」を発表しました。
マリンスタジアム-駅が“連結”か
千葉市は2025年5月22日、「千葉マリンスタジアム再整備基本構想案(骨子)」を発表しました。

千葉ロッテマリーンズの本拠地であるZOZOマリンスタジアムは、幕張メッセの南側、幕張海浜公園内にあります。開業から35年が経過し老朽化していることから、千葉市は建て替えを計画。骨子案では、その移転先候補として挙がっていた「幕張メッセ駐車場」を正式決定しています。
現在は京葉線の海浜幕張駅が最寄りですが、新たなスタジアムは京葉線で隣の「幕張豊砂駅」から500mと至近になります。建設予定地は約11ヘクタールで、現在と同じ屋外型の球場が予定されています。
この予定地について千葉市は、「駅に近接し、周辺の大規模商業施設や幕張メッセとの相乗効果を生み出すことができる」「野球ファンに加え、新たな若年世代を豊砂地区に誘引するとともに、幕張新都心のさらなる魅力向上を目指す」などとしています。
幕張メッセ駐車場はメッセの西側に位置し、メッセ以上の面積の平地に5000台を収容します。図面によると、駐車場もメッセに近い3分の1ほどのスペースは残されるようです。スタジアム建設予定地は、道路を挟んだ「豊砂公園」から西側、コストコホールセールの向かいにかけてのスペースとなっています。
市は、「幕張メッセ駐車場と同程度の機能・利便性を有する代替駐車場を確保」するとしており、この残されるスペースをどうするか、今後の基本計画で検討していくと見られます。
また、「周辺の大規模商業施設との接続・連携による利便性・回遊性向上や歩車分離の観点から、2階レベルでの周遊デッキ整備」を目指すとしており、幕張豊砂駅に隣接する「イオンモール幕張新都心店」から連続する歩行者デッキが整備されると考えられます。
事業費はスタジアム整備のベース費用で約600億円、メッセ駐車場の代替機能や道路改良など周辺のインフラ整備費で約50億円を想定。ただし「2階レベルの周遊デッキ」については民間提案を想定しているとして、これに含まれていません。市主導での「官民連携」による事業化の検討を進めるとしています。
今後は8月に基本構想を策定し、2026年頃にかけて事業実施の判断。そして2034年頃の新スタジアム開業を予定しています。
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