トランプ大統領「F-47はいい機体だ」と石破首相にアピール 本当に日本が購入する可能性はあるのか?

日米首脳電話協議に置いて盛り上がった話?

新戦闘機の会話は盛り上がりを見せた?

 アメリカのドナルド・トランプ大統領は、2025年5月23日に行われた石破茂首相との日米首脳電話協議において、同国が開発中の次世代戦闘機「F-47」に言及したと報じられました。

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飛行するF-47のイメージ(画像:アメリカ空軍)

 政府関係者が国内主要メディアに明かしたところによると、トランプ大統領は協議中、次世代戦闘機F-47の開発に加え、既存のF-22の能力向上にも取り組む方針を説明し、これらをアピールしたと伝えられています。

 特に、トランプ大統領が日本側に対してF-47の購入を強く迫ったわけではなく、あくまで話題の一つとして触れた程度のようですが、防衛装備に詳しい石破首相との会話は盛り上がりを見せたと報じられています。

 5月30日にはロイター通信が、日英伊が共同開発中の第6世代戦闘機「GCAP(グローバル戦闘航空プログラム)」について、日本の関係筋が2035年の運用開始目標の達成に疑念を強めていると報じました。仮に目標に間に合わない場合には、F-35の追加配備や、F-15、F-2の延命運用なども検討する必要が出てくるとみられています。

 一方、GCAPと同じく最新の第6世代機に当たるF-47は、2020年代に入ってから秘密裏に各種実験が行われていたとされ、早ければトランプ大統領の任期中にも試作機の初飛行が実現する可能性があると報じられています。将来的にGCAPの開発が遅れ、F-47の配備が先行するような事態になれば、日本によるF-47の本格的な導入検討が現実味を帯びることも考えられます。

 元々、トランプ大統領はF-47の輸出については前向きです。ただ自国と同等の機体を輸出する気はなく、「10%程度トーンダウンさせたものを売り込む」と言及しています。

【画像】機体予想図は日英伊の方が先に発表! これがGCAPの縮小模型です

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