世界中の軍事関係者が驚愕!? ロシア軍に大ダメージ与えた「ウ特殊作戦」の大戦果「ヤバい、台湾軍や自衛隊も他人事じゃないぞ」
2025年6月1日、ウクライナがドローンの大量使用による特殊作戦を実行し、ロシア空軍に大打撃を与えたことが明らかになりました。ただ、この戦術は台湾や韓国、そして日本にとっても脅威になりそうです。
ある日突然、敵のドローンが大挙出現する恐れが
この事案がロシアにもたらす政治的・戦略的打撃は甚大です。同国にとって、Tu-95およびTu-160といった戦略爆撃機は、核弾頭搭載巡航ミサイルを多数搭載可能なプラットフォームであり、大陸間弾道ミサイル(ICBM)、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)と並ぶ「核三本柱(トライアド)」の一角を構成するものでもあります。ゆえに、これらの爆撃機は単なる兵器体系ではなく、ロシアの国家的威信と核報復能力の象徴であり、その喪失は核抑止の信頼性を根底から揺るがすことにつながりかねません。

加えて、ウクライナがこの作戦の概要を直ちに公開し、映像資料を通じて世界に発信した背景には、明確な情報戦の意図が見て取れます。この演出は、ロシアが喧伝してきた「核による脅し」が、政治的ハードルや実際の作戦環境の前でいかに限定的であるかを、国際社会に向けて可視化する役割を果たしています。
このような即時公開には、当然ながらロシアの反発や報復を招くリスクもあるものの、ウクライナはそれ以上に、現代戦において「隠す戦争」ではなく「見せる戦争」が優位性を生むという時代精神を巧みに利用していると見ることができます。炎上する戦略爆撃機の映像は「武器」であり、これは戦果を裏付ける証拠としてロシアの失墜を象徴することにもつながっています。
とはいえ、この作戦がウクライナ戦争全体の趨勢を直接変えるかといえば、その影響はないに等しいでしょう。しかし、戦略爆撃機という国家中枢の象徴を失ったロシアにとって「不都合な真実」が暴露された決定的瞬間なのは間違いありません。
そして、それはロシア空軍のみならず、全世界の空軍が自らの基地の防衛態勢を、根本から再検証せざるを得ない、不可逆的な転換点となると考えられます。
Writer: 関 賢太郎(航空軍事評論家)
1981年生まれ。航空軍事記者、写真家。航空専門誌などにて活躍中であると同時に世界の航空事情を取材し、自身のウェブサイト「MASDF」(http://www.masdf.com/)でその成果を発表している。著書に『JASDF F-2』など10冊以上。
仮に日本に対してやるなら、海外からドローンを隠蔽して輸入するより国内に小さい会社と工場を(宣戦布告前に)作って、日本国内で製造&陸路でこっそり輸送 になるのかな。いずれにしても対策は難しそうだな…