間もなく配備か?「国産ステルス巡航ミサイル」移動中の姿を捉えた! 発射機以外の見慣れぬ車両も

中谷防衛大臣が視察した島嶼防衛用高速滑空弾とは別モノです。

発射機だけでなく指揮統制装置まで撮影に成功!

 2025年5月下旬、九州北部で、陸上自衛隊の新装備「12式地対艦誘導弾能力向上型(地発型)」の発射システムと思われる車両の一群が目撃されました。

Large 20250603 01

拡大画像

九州北部の一般道を走る「12式地対艦誘導弾能力向上型」の発射機。いわゆる地発型と呼ばれる陸上自衛隊向けの仕様だ(紀藤 論撮影)。

 目撃されたのは4両で、発射機(LAU)が1両、弾薬運搬車(LDU)が1両、指揮統制装置が2両です。なお、発射機と弾薬運搬車は8輪駆動の車体の上に、ミサイルキャニスターを4本搭載しており、指揮統制装置は6輪駆動の3 1/2tトラックの荷台部分に専用シェルターをそれぞれ搭載していました。

 12式地対艦誘導弾能力向上型は、敵の対空ミサイルなどの脅威圏の外から目標を攻撃できる「スタンド・オフ防衛能力」を強化するために調達・配備される新装備となります。その名の通り、陸上自衛隊の現有装備である12式地対艦誘導弾の改良型という位置づけですが、長射程化とステルス性能が大幅に向上しているのが特徴で、開発は三菱重工業が担当し、射程は1000km以上とされ、いうなれば国産の巡航ミサイルというべきものです。

 多様なプラットフォームから発射することを想定して開発が進められており、地上発射型(地発型)、艦艇発射型(艦発型)、航空機発射型(空発型)がそれぞれ開発中です。

 地発型に関しては今年度(2025年度)、艦発型は来年度(2026年度)、空発型は2027年度に開発が完了する見込みです。これを受け、防衛省は2025年度(令和7年度)予算に、地発型の地上装置など2セット分を盛り込んでいるほか、艦発型の取得費や空発型を搭載するためのF-2能力向上改修(8機分)の費用を計上しています。

 このミサイルの導入により、日本の防衛戦略における抑止力が強化され、敵の射程圏外からの攻撃が可能になると期待されています。今後の配備計画の進展に注目が集まります。

【翼広げたミサイルも】これが「12式地対艦誘導弾能力向上型」一式です(写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  2. 都市に迫るロシア軍の「弾道ミサイル」が“空中で木っ端みじん”になる瞬間をウクライナ軍が公開 追尾から撃墜まで詳細に
  3. 海自潜水艦 アメリカ海軍の“歴戦の揚陸艦”を標的に魚雷発射! 実弾演習で巨大な水柱があがる瞬間を公開
  4. 海自艦がロシア海軍の「超静かな潜水艦」を確認!浮上航行する姿を捉えた画像を防衛省が公開
  5. バス運転士「辞めないで」 東京都が“給与の手当”を10年間補助! 独自の定着支援で「路線廃止」を防ぐ
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開