脱線からの運休もう8か月、部分復旧まで「あと2年以上」 運行再開への遠い道のり いすみ鉄道
いすみ鉄道は2025年6月2日、現在運休が続いている路線の復旧に関する発表を行いました。
まだ復旧とはいかず
いすみ鉄道は2025年6月2日、現在運休が続いている路線の復旧に関する発表を行いました。

同線は2024年10月4日に発生した脱線事故の影響により、8か月にわたり全線で運休が続き、バスによる代行輸送が行われています。事故は、国吉~上総中川間の苅谷踏切付近で発生。走行中の列車が異音と揺れを感知して緊急停車したところ、8軸ある車輪のうち6軸が脱線していました。
事故後は国の運輸安全委員会による調査が行われ、さらにJR東日本などの第三者機関と連携して、老朽化箇所の修繕工事や全線にわたる安全点検が実施されました。しかし、脱線の一因とされるレールを支える枕木の腐食や劣化が複数箇所で確認されたため、大規模な修繕が必要となり、復旧は長期化しているようです。
いすみ鉄道は、大原~大多喜間の復旧を2027年秋までに完了し、運行を再開することを目指すとしています。一方で、大多喜駅~上総中野駅間については、今後復旧にかかる費用や期間などを調査し、復旧までの間は引き続き代行輸送を継続する方針です。
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