「日本で広げたければこのタイプ」バス会社の要望に“中国製EVバス”応える BYD以外もシェア拡大

地球温暖化対策の一環として、路線バスに電気自動車(EV)バスを導入する動きが広がっています。地方路線などへの導入も進むことが見込まれる中で、小型化のニーズに応えた「新商品」の登場が相次いでいます。

大型二種免許がなくても運行可能

 EVモーターズ・ジャパンの新型小型バス「E1乗合 エアサス仕様」は全長5.38m、幅1.9mと乗用車並みのサイズで、普通二種免許があれば路線バスも運転できるため、路線バス運転のハードルが低いことが特徴です。乗車定員が10人と少なく運行できる路線は限られますが、運転手不足に悩むバス事業者にとっては有効な解決策となり得ます。

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EVモーターズ・ジャパンの小型バス「E1乗合 エアサス仕様」の両開き扉を開けた様子(画像:EVモーターズ・ジャパン)。

 というのも、運転手不足の背景には、中型・大型路線バスの運転に必要な大型二種免許の保有者不足があります。警察庁の2023年版運転免許統計によると、同年の大型二種免許保有者は78万2694人と、2001年の約3分の2の水準に落ち込んでいます。大型二種免許の取得には時間がかかるのに対し、タクシー運転にも必要とされる普通二種免許ならば短期間で取得できます。

「E1乗合」は開口幅1.2mの両開き扉を備え、内蔵した反転式スロープを展開することで、車いすやベビーカーの利用者も容易に乗降可能です。また、搭載されたエアサスペンションを調整すれば最低地上高を27cm以下にでき、「乗降時の身体的な負担軽減につながる」(EVモーターズ・ジャパン)のも利点です。

 さらに、電気バスは災害発生時などに非常用電源として電気供給できるのも強みです。ある運輸企業は「タクシーの営業所が停電になった際、電気バスを現地に持ち込み、電気を供給したことで配車を続けられた」と振り返ります。小型化のニーズに沿った新商品も追い風となり、EVバスの導入は今後さらに加速しそうです。

【写真】これが「BYD以外」の中国製EVバスです(写真)

Writer:

1973年、東京都生まれ。97年に国立東京外国語大学フランス語学科卒、共同通信社に入社。ニューヨーク支局特派員、ワシントン支局次長を歴任し、アメリカに通算10年間住んだ。「乗りもの」ならば国内外のあらゆるものに関心を持つ。VIA鉄道カナダの愛好家団体「VIAクラブ日本支部」会員。

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コメント

1件のコメント

  1. 中国製は嫌だな

    EVMJやエルガEVなら歓迎

    政府は中国製EVに関税かけるか何かしてほしい

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