近鉄「新型一般車両」を“全域”で投入へ! 「青いヤツ」名古屋・伊勢へ26年1月デビュー 南大阪線にも新型!
近畿日本鉄道は2025年6月12日、新型一般車両を導入すると発表しました。既存の「8A系」に準じた車両が近鉄線の全域へ投入されます。
名古屋線系統は「青いヤツ」に
近畿日本鉄道は2025年6月12日、新型一般車両を導入すると発表しました。

2026年1月から大阪線・名古屋線系統で、同年5月から南大阪線系統で新型一般車両の運行を始めます。2024年10月から奈良線系統で既に導入されている「8A系」に準じた新型車両が、名古屋や賢島、吉野といった近鉄線の末端エリアまで走ることとなります。
奈良線系統の赤色基調と異なり、大阪線・名古屋線系統の新型車両には、青と白のツートンカラーが採用されます。これまでの赤色のイメージを継承しつつ、新しい近鉄のイメージを打ち出す狙いです。
他方、南大阪線系統の新型車両には8A系と同じ赤色基調が引き続き採用されます。
トイレを追加設置
大阪線・名古屋線系統の新型車両は「1A系」および「1B系」で、2025年度は合わせて4両編成5本の計20両が導入。南大阪線系統の新型車両は「6A系」で、2026年度に4両編成3本の計12両が導入されます。
これら新型車両にも8A系と同等の設備が導入されます。ベビーカーや大型荷物に対応したスペース「やさしば」や、ロングシートとクロスシートを切り替えられるL/Cシートを設け、利用者の多様なニーズに応えます。
また、大阪線・名古屋線系統の新型車両には、乗車時間を考慮して「多目的トイレ」が新設されます。今後は南大阪線系統や、2026年度以降に導入される奈良線系統の車両にも同様に設置していくとのこと。奈良線系統・南大阪線系統の一般車両へのトイレ設置は初めてです。
これら新型車両に並行して奈良線系統の8A系も増備されますが、2026年度増備分からはトイレ付に移行します。
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