悲劇の映像「エア・インディア機墜落事故」一体何が? 事故機の型式は「墜落ゼロ」いまわかっていること

離陸直後のエア・インディア便が、離陸直後に爆発炎上し、世界中にその瞬間の映像が流れるショッキングな事故を起こしました。その直近の状況から、わかっていることや、疑問点をまとめてみます。

ちょっと普通と違った事故機の離陸

 映像の1つは、171便が市街地へ高度を下げていく姿を捉えていますが、画像は荒く断定はできないものの、少なくとも映像ベースでは、操縦用の舵面が動いている様子が確認できません。

 別の映像では171便は一旦、上昇したものの突然勢いを無くしたのが分かるほどすぐに降下に転じています。この映像から、エンジンは2基とも停止した可能性が浮かびます。

 もし、エンジンが2基とも停止すれば、操縦用舵面は即座にシステムを切り替えて動かすのは難しい可能性が考えられるでしょう。

 もう一つ、通常の離陸と異なると筆者が考えた点は、離陸時に地面から大きな土埃も上がったことです。

 通常、滑走路上はエンジンに石ころなどの異物を吸入させないため常に清掃されています。このため、この土埃は不自然に映ります。さらに、英国へ向かう長距離国際線であるものの、滑走路上の途中を離陸開始地点にしていると報道されていることも気にかかります。

 787自体については、既に初号機が飛んで10年以上経過しているだけに、初期の不具合は洗い出されていると見られます。そして、これまで全損事故を起こしたことがないように、安全性についてはトップクラスのモデルとされてきました。

 しかし、あらゆる航空機は使っている間は常に改良点が挙げられ、進化を遂げていきます。今回の事故は専門機関があらゆる視点から調査を行うと見られ、その結果次第ではさらなる安全性の向上を図る案が提案される可能性もあるでしょう。

 今回は787にとって初の墜落事故です。ひとりのユーザーとしても、今後同じような悲劇が発生しないよう、機体、エンジン、人的要因も含めたあらゆる点から調査が進められることを望みます。

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