物資輸送するヘリ「人が操縦していない!?」AW139を使った自律飛行実験成功 どの程度AIが担当?
ブームオペレーターのモニターまで公開。
退役間近ということで内部公開か?
航空機のアビオニクスやエンジン部品などを製造するハネウェル・エアロスペース・テクノロジーズは2025年6月17日、ニア・アース・オートノミーと共同で、レオナルド社製ヘリコプター「AW139」を使用した初の自律飛行実験に成功したと発表しました。

このテスト飛行は5月、アリゾナ州フェニックスでハネウェルが保有するAW139を用いて実施されました。
自律型ヘリコプターは、アメリカ海兵隊に対し拡張性のある自律物流支援を提供することを目的としてテストされており、今回の初飛行はその実現に向けた重要なステップとなりました。
実験では、AW139の主要なオートパイロットモードがパイロットの操作を介さず、ニア・アースが開発した搭載型自律ソフトウェアによって直接制御され、正確な飛行制御と自律的な意思決定能力が実証されました。
この成功を受け、ハネウェル・エアロスペース・テクノロジーズの電子ソリューション部門社長、ボブ・ブデッケ氏は「今回の成功は海兵隊の新たな可能性を開く大きな一歩であるだけでなく、他のヘリコプター運用者にも応用可能な道を示すものです。ニア・アース・オートノミーおよびレオナルドと共に、既存の航空機を信頼性の高いアビオニクスでアップグレードし、次世代の防衛物流を支える方法を提示しています」と述べました。
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