「俺のスマホ、逝った――!!」 真夏の車内で“耐えられる温度”知ってますか? 車内放置すると「終わる」モノたちの対策法

真夏の車内は想像以上の高温となり、スマートフォンやETCカードなどの精密機器にとって過酷な環境になります。そうした機器が対応できる「温度」の上限、ご存知でしょうか。対策もあります。

制汗スプレーやペットボトルにも潜む危険

 電子機器でなくても、うっかり車内に放置して大トラブルになりがちなものの代表格が、制汗スプレーなど高圧のガスを含む製品です。

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直射日光の当たる場所にドリンクを置きっぱなしにすると、思わぬ炎上リスクに(画像:PIXTA)

 こうした製品を高温下の車内に放置すると、ガスが膨張して容器が破裂するおそれがあります。その威力は想像以上に大きく、飛び散った部品の当たりどころによっては、内装やウインドーにダメージが残ります。

 これら高圧ガスを含むスプレーはクルマに残さない、もしくは屋外で使う制汗剤はリキッドタイプを選んだほうがいいでしょう。

 最後に、液体の入ったペットボトルの車内放置も禁物です。なぜなら液体の入ったペットボトルが原因で、クルマを失うほどの事故につながる可能性があるからです。

 液体の入ったペットボトルは、その形状によっては、通過した直射日光を反対側の一点に集める「収斂」が発生することがあります。その収斂が発生するところに可燃物があれば、容易に車両火災を引き起こしてしまうのです。

 真夏のドライブでは、楽しい思い出と帰宅できるよう、こうした準備や対策に十分に気を配ることをおすすめします。

【なるほど!】これが「車内にスマホを残しても壊れない対策」です!(写真)

Writer:

1966年、福岡県生まれ。自動車専門誌編集部勤務を経て独立。クルマ、PC、マリン&ウインタースポーツ、国内外の旅行など多彩な趣味を通し積み重ねた経験と人脈、知的探究心がセールスポイント。カーライフ系、ニュース&エンタメ系、インタビュー記事執筆のほか、主にIT&通信分野でのB2Bウェブサイトの企画立案、制作、原稿執筆なども手がける。

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