ご近所さん乗ってた!「レトロ自動車」なぜ消えた? バブル崩壊後に大ブーム きっかけは“巨大テーマパーク”の作業用

20世紀末、バブル崩壊後の日本で突如ブームになったのが、外観をクラシックカーのようにカスタムした、いわゆる「レトロ車」です。ブームはなぜ起こったのか、その後「レトロ車」はどうなったのでしょうか。

バブル崩壊後にブーム来たクルマの「レトロスタイル」

 1980年代後半から日本で発生した、いわゆるバブル景気は、1990年に大蔵省(現在の財務省)が土地関連融資の抑制、いわゆる「総量規制」を通達し、日本銀行も引き締めに動いたことで終焉を迎えます。結果、株価は暴落し、永遠に値上がりすると信じられていた地価も下落、加熱していた日本経済は急失速していきました。

Large 20250713 01

拡大画像

1997年に登場した三菱「パジェロJr.フライングパグ」。「レトロカー」ブームは軽自動車のみならず小型車にも波及した(画像:三菱自動車)。

 しかし、人々の生活にはクルマで遊ぶ程度のゆとりがまだまだありました。そんな時代に突如として巻き起こったのが、のちに「レトロ車」と呼ばれるフロントマスクだけ旧車風に変えた軽自動車やコンパクトカーです。

 ブームの下地を作ったのが、バブル絶頂期に日産が相次いで発表した「Be-1」「PAO」「フィガロ」などの「パイクカー」でした。これらモデルは、既存のコンパクトカーのプラットフォームを流用しながら、スペシャルメイドのボディを載せ、内外装を作り込んだ特別仕様車で、その多くが懐古調のデザインを纏っていました。しかし、こうしたクルマは、開発・製造に手間とコストが掛かることから、販売価格はベース車両の2倍近くとなることも珍しくありません。

 一方、バブル崩壊後に登場した「レトロ車」は、「パイクカー」のエッセンスだけを拝借し、既存の軽自動車やコンパクトカーをベースに旧車風のフロントマスクに交換するというお手軽な手段で作られました。

 当然、開発コストは「パイクカー」よりも安く、新車価格も手頃であったことから、バブル崩壊後の「おカネを節約しながら気軽に個性的でオシャレなクルマに乗りたい」との人々のニーズに合致してブームになったといえるでしょう。

 この「レトロ車」ブームの嚆矢となったのが、1993年に登場したスバル「サンバーディアス クラシック」でした。

【全てはここから】これが最初のレトロ自動車です(写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス