神奈川発の「座って帰れる列車」新設 東急の“有料座席指定サービス”東横線で拡充

東急の有料座席指定サービス「Q SEAT」が、東横線の上りでも始まります。

東横線上りで「Q SEAT」開始

 東急電鉄は2025年7月11日、有料座席指定サービス「Q SEAT」を、22日(火)から東横線の上りでも開始すると発表しました。

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東急東横線のQ SEAT車両(画像:東急電鉄)

 Q SEATは2018年12月にスタート。平日夜に大井町線・田園都市線下りの一部急行・大井町→長津田間で設定しています。

 2023年8月からは東横線でもサービスを開始。平日夜に一部の下り急行の、東京の渋谷から神奈川の元町・中華街までの区間で、5050系電車(10両編成)の4・5号車に設定していましたが、2024年5月から5号車のみに減りました。

 Q SEATは、窓を背にした「ロングシート」から進行方向を向いた2人掛けの「クロスシート」に座席を転換し、電源コンセントやカップホルダー(一部座席)、車内Wi-Fiを提供しています。料金は大人・子供や利用区間にかかわらず一律500円です。

 7月22日から、このQ SEATは新たに東横線の上りでも始まります。東急電鉄はサービス拡充について、「さらなる着席ニーズにお応えするため」としています。

 対象は平日18~20時台に上り元町・中華街→渋谷間を走る急行のうち6本です。5号車を使用し、みなとみらい線内(元町・中華街→横浜)は乗車のみ、東横線内は乗車・降車を取り扱います。

 なお、東横線下りや大井町線・田園都市線のQ SEATは、7月22日以降も変更はありません。

【写真と時刻表】Qシートの座席と対象列車を見る

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