名鉄「北アルプス」と会津鉄道で使用された車両、ボルネオ島で「第3の人生」

メーターが10個増えた運転台

 キハ8500系は、現地では再塗装され新車同様の姿に。杉林さんによると、軌間(線路の幅)は名鉄や会津鉄道が1067mmだったのに対し、サバ州立鉄道は1000mmであるため、それにあわせて車軸が改造されたほか、数か月かけてエンジンをはじめとする走行機器のオーバーホールも行われました。しかし現地を見学した今年7月下旬の時点では、車両の整備は完了しているものの、州知事から営業許可が下りていなかったため、運行開始日は未定だったといいます。

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シート以外は会津鉄道時代と大きく変わらない車内(写真出典:杉林佳介)。

 車内は、座席が汚損と劣化防止のため黒色のレザー張りとされましたが、そのほかは基本的に会津鉄道時代のまま。日本語表記もところどころに残っているそうです。ただし運転台には、10個のメーターが追加されていました。

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メーターが10個追加された運転台(写真出典:杉林佳介)。

 見学の時点で整備が終わっていたのはこの「キハ8502」のみで、「キハ8503」は整備の真っ只中。そのときはちょうど再塗装が行われており、竣工は2017年の予定といいます。

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再塗装中の「キハ8503」。走行機器のオーバーホールはこれからだという(写真出典:杉林佳介)。

 杉林さんは「ボルネオ島の方々は皆親切で、初めての方でも安心して旅行できるすばらしいところだと思います。ぜひキハ8500系に乗って、ボルネオ島を旅してみてはいかがでしょうか」としています。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. この記事には注意書きが足りません。
    サバ鉄道のこの路線は毎日運行されている訳ではなく休止路線扱いで、乗りたければ運行日(週1~2回程度)を確認してからの渡航が必要です。
    ステラ・ハーバー・リゾート(マゼラン)に、この列車の受付窓口がありました。
    本当に乗りたい方はここに運行情報を問い合わせてみるのが良いと思います

    ある時期、仕事で毎週アルプス号に乗っていました。そんなに珍しいもんだとは思っていませんでしたが、貴重な体験をしていたのですね。