JALの「新型国際線主力機」が8月から通常塗装に…なぜ? 胴体後部の「激デカデカール」が消えるワケ
ついに…!
初便から特別デカール機に
JAL(日本航空)のエアバスA350-1000初号機「JA01WJ」がまとっていた特別デカールが、2025年7月末に特別デカール機としての運航を終える予定です。JALによると「8月移行は通常塗装に戻る予定」とのことです。

A350-1000は、JALの現在の国内線主力機「A350-900」の胴体延長タイプです。同社にとって、約20年ぶりに導入する長距離国際線むけ主力機で、現在おもに欧米などの長距離路線を担当しているボーイング777-300ERの後継機にあたり、現在は欧米線に投入されています。
初号機に描かれた特別デカールは赤い文字で大きく「A350-1000」と描かれたもので、2019年に導入されたA350-900の初号機「JA01XJ」の特別デザインと親和性のあるフォントが採用されています。
初号機は2024年1月24日の初便から、これまで特別デカール機として運航され続けてきました。なお、今回塗装が通常のものに戻る理由についてJALは「デカールの耐久性と整備スケジュールの観点」と説明しています。
なお、JALのA350-1000の客室はファースト、ビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの4クラスで239席を設置。客室は全面的に刷新が図られており、姉妹機であるA350-900などに採用されている国内線最新仕様のデザインを意識した、「日本の伝統美」をモチーフにしたインテリアとしています。
ちなみに、JALではA350-1000の2号機にも特別デカールをあしらっていましたが、こちらも4月に通常塗装に戻っています。
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