“難所改良”で山陽道ICまでスイスイに 国道2号の「富海拡幅」が5日開通! 市境の峠が走りやすく 山口
国道2号の「富海拡幅」が開通します。
周南・防府の市境区間が4車線化
国道2号の「富海(とのみ)拡幅」区間が、2026年3月5日朝6時に4車線で開通します。
富海拡幅は、山口県の周南市戸田から防府市富海までの3.6kmを4車線化する事業です。国道2号は、山陽道の徳山西IC付近から防府バイパスにかけて4車線化事業が進んでおり、すでに東側・徳山西IC付近の「戸田(へた)拡幅」2.4kmは整備が完了しています。
富海拡幅区間の周辺は、1日あたりの交通量が約2万7000台に上り、県道58号防府環状線との分岐・合流部などは朝夕を中心に激しい渋滞が発生。また、中ほどに位置する椿峠の付近は急カーブが連続しており、正面衝突やすれ違い時の事故も複数起きているといいます。
国土交通省中国地方整備局山口河川国道事務所によると、4車線化済みの戸田拡幅では、事故などによる上下線通行止めの回数が激減したとのこと。また、今回の富海拡幅が開通すれば山陽道の代替路としての機能も高まる見込みです。
また、富海拡幅の整備効果の一つとして、同事務所は「自動車部品輸送の効率化」を挙げています。特にマツダは防府市の臨海部に工場を持ち、月間約6600台のトラックが工場から広島県内の拠点へ、富海拡幅の区間を経由しながら部品を運搬しています。従来は渋滞により運送の遅延が発生していたほか、通行止め時には部品供給が遅れ、製造ラインが停止することもあったといいます。
また、防府市の特産品であるハモなどの輸送効率化も見込めるとしています。出荷量の約3~7割が国道2号経由で大阪府内へ流通していますが、県道58号との合流部の渋滞で輸送時間が延び、鮮度が落ちる課題がありました。
開通後は、港から徳山西IC付近までの所要時間が5分ほど短縮される見通しです。





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