なぜ飛行機は遅れるのか? 定時運航へ、航空会社の工夫 便に特有の状況も

「飛行機が多少遅延するのはあたりまえ」、そう思っている人は少なくないかもしれません。ただ現場では少しでも定時運航率を上げられるよう、努力が続けられています。2015年に「定時到着率」で世界一になったJALに、その現状や要因、工夫を聞きました。

飛行機が遅れやすい時間帯

――遅れやすい時間帯などはあるのでしょうか。

 羽田空港の1日を見ていますと、朝6時から9時までに出発する便は飛行機が羽田空港に駐機している状態ですので、お客さまをスムーズに飛行機までご案内し、ご搭乗いただければ、飛行機を定時に出発させることができます。もちろん、先述した搭乗口変更の例のように、お客さまをスムーズに飛行機までご案内し、定時出発させるために、我々に何ができるか常に考え、変えていくことが必要です。

 しかし昼前ごろになると、状況が変わってきます。到着便に遅れが出た場合、折り返しの出発便にも遅れが出てくるのです。

――それが積み重なって、どんどん遅れてしまうこともありそうですね。

 大阪(伊丹)発19時00分の羽田行きJL137便は2015年度、恒常的に10分から15分程度、出発が遅れていました。そこでJL137便に使用する飛行機の運用パターンを確認したところ、まず朝6時台に羽田から福岡へ向かい、羽田に戻って、12時台に今度は那覇へ。再び羽田に戻ったのち伊丹へ向い、その後、伊丹からJL137便として羽田に戻る、というものでした。そして、昼の那覇行きの便あたりから遅れが出ることが多いことが分かりました。

――昼の那覇便に、なにか遅れる要因があったのでしょうか。

 この那覇便は、搭乗率の高い時間帯の便となっています。ご搭乗に間に合わなくなってしまったお客さまがいらっしゃった場合、セキュリティーの観点より、そのお客さまがお預けになった手荷物を飛行機から取り降ろす必要があります。このとき、お客さまの手荷物を関係セクションが連絡を密に取り、連携して迅速に取り降ろさなければ、便を定時に出発させることができません。この連携が不十分であることが分かりました。

 このように「なぜか」と深掘りしていき、その分析結果を関係セクションで横断的に共有、工夫することによって、積極的に状況を改善していくことを私どもでは心がけています。定時運航率が低い便に対し関係セクションが頑張って、定時に出発していく姿を見るとうれしいですし、達成感がありますね。

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コメント

1件のコメント

  1. 最近、JAL寄りの報道が多過ぎやしませんかね?

    バレてますよ。問題起こしてるのに良いところだけ表に出てる不自然さ。

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