なぜ飛行機は遅れるのか? 定時運航へ、航空会社の工夫 便に特有の状況も

搭乗口の変更で定時出発率が上がったワケ

――早朝ですから空港に来る時間を早めてもらうのも難しいでしょうし、どのように対策したのでしょうか。

 早朝便については、案内係を増やすなどしてチェックイン時のご案内をより迅速に行えるよう徹底し、スムーズにお客さまを搭乗口へご案内するよう心掛けました。また先述の沖縄行きについては、搭乗口を8番から10番に変更しています。これにより保安検査場Bに加え、Cからも搭乗しやすくなり、この結果、翌月には定時出発率が大幅に向上しています。

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8番から10番搭乗口への変更で保安検査場Cが近くなり、使いやすい保安検査場が増えた。保安検査場Aはスターフライヤー専用(JALの羽田空港フロアマップを加工)。

――搭乗口の変更は、かんたんにできるのでしょうか。

 JALだけで決められず、羽田空港側のさまざまなセクションとも相談する必要があります。今回、遅延分析や現場でのお客さまの「動向」、空港の「動線」などを考え、羽田空港の関係者の皆様のご協力もあり、搭乗口の変更を実現いたしました。

 また、お客さまが多い大型機で運航する便は、基本的に保安検査場の近くに搭乗口を寄せるようにしているほか、大型機による便が同じ時間帯に重複する場合、両便の搭乗口を意図的に少し離すことで、お客さまがスムーズにご搭乗できるようにして、定時出発を目指しています。

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コメント

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1件のコメント

  1. 最近、JAL寄りの報道が多過ぎやしませんかね?
    バレてますよ。問題起こしてるのに良いところだけ表に出てる不自然さ。