“渋滞の名所”が変わった? 「大和トンネル」聞かなくなったワケ 東名屈指の「ボトルネック」実は進化していた!
毎年お盆の渋滞情報では“定番”だった、東名高速の「大和トンネルを先頭に●km」というフレーズ。ところが、近年は大和トンネル起点での渋滞情報をあまり聞かれなくなりました。なぜなのでしょうか。
「付加車線の整備」で対策! しかし…
こうした状況を改善するため、NEXCO中日本は対策に取り組んでいます。そのひとつが、大和トンネルを含む前後区間に上下とも付加車線を追加し、一部を4車線化する事業。特に上り線については、付加車線はこれまで海老名SAの合流車線から綾瀬スマートIC付近まで設けられていましたが、2021年7月に綾瀬スマートICより約1km先の地点からも付加車線が整備され、大和トンネルの先まで4車線で通行できるようになりました。

ところが実態として、大和トンネル周辺での渋滞は根本的な解決に至っていません。なぜなのでしょうか。
その原因は、付加車線が上下とも付近の区間で“いったん途切れて”しまうから。特に上り線では付加車線の新設により、大和トンネル通過時の速度が回復したことがデータで確認された一方、今度は付加車線が途切れ、綾瀬スマートIC付近での通行速度が大きく低下。結果として、この地点が新たなボトルネックとなってしまったのです。
この付加車線の“空白区間”を埋めるべく、NEXCO中日本は現在、途切れた付加車線を繋げる改修工事を実施しており、2028年度末ごろまでの完成を見込んでいます。現状では、渋滞情報で紹介される代表地点が「大和トンネル付近」から「綾瀬スマートIC付近」へと変わっただけの状態、とも言えるので、付加車線の連続化に期待がかかっています。
横浜町田ー海老名JCTを週3回ほど利用していました。この記事の工事は2017年くらいから着手されていましたが、いまだにこの有様です。計画性のなさと完成時期を示さないスケジュール管理の甘さがこの行政を含めた官僚主義の問題と思っています。
日本でいちばん通行量が多い区間で、高速料金の割引もほとんど無く、受益者負担と言いながらとてもコスパの悪い区間です。
一般道もこの区間は代替が246か厚木街道、中原街道しかなく、全く交通量を賄えていません。
行政の無能さを思い知らされる区間です。
左側付加車線方式より、今の付加車線を第一走行車線として3車線プラス右側に付加追越車線とした方が全体的に道路の利用効率が高まるんじゃないかなぁ。