衝撃!!「日本一のオンボロ駅」に行ってみた 一時は立入禁止も“復活” 「ほんものの古さ」がここに!?

建物はゆがみ、柱が曲がり、ツタが絡まる駅舎――「日本一のオンボロ駅」と呼ばれることもある駅が存在します。実際に見に行くと想像を超える衝撃的な状態でしたが、そこには人の気配と“ほんものの古さ”がありました。

いつまでも あると思うな 木造駅

 九州では、同じく廃屋のような駅舎を持っていたJR九州筑肥線の肥前長野駅(佐賀県伊万里市)も、日本有数のオンボロ駅として知られていましたが、近年ほどよく修繕や清掃が行われ、1935(昭和10)年に建築された当時の姿や、味わい深い古さを残す好ましい状態に整備されました。

Large 20250731 01

拡大画像

待合室。綺麗に清掃されていて、駅が愛されているのが感じられる。本棚の本は自由に読んでいいようだ(遠藤イヅル撮影)

 崎山駅も、戦後築とはいえ貴重な木造駅舎。現状を見るに大規模な修繕は困難かと思いますが、何らかの方法で今後も残されていくことを期待します。

 建物はオンボロですが、単なるボロ駅ではなく、現役駅としての生気や活気を感じられた崎山駅。とはいえ、建物自体の状態は決して良好ではないのも確か。いつか見に行こうと思っていたら、ひっそりと解体されてしまうかもしれません。

「いつまでも あると思うな 木造駅」という言葉を筆者は勝手に考えて使っていますが、そうならない前の訪問をお勧めします。

【衝撃】これが「日本一オンボロ」と言われる駅舎です(地図/写真)

Writer:

1971年生まれの自動車・鉄道系イラストレーター/ライター。雑誌、WEB媒体で連載を多く持つ。コピックマーカーで描くアナログイラストを得意とする。クルマは商用車や実用車、鉄道ではナローゲージや貨物、通勤電車、路面電車、地方私鉄などを好む。

最新記事

コメント