東京の「乗り換えが難しいと思う駅」1位の駅はダントツ!あきらめに似た声も 一体なにが「難しい」のか?
「東京の乗り換えが難しいと思う駅」についてのアンケートを実施しました。複数の路線が乗り入れる構造の複雑さ、乗り換え動線の長さなどを指摘する声もありましたが、1位と2位の駅には、ある共通点が存在します。
トップは圧倒的な差をつけて「渋谷駅」
「乗りものニュース」では、2025年6月20日(金)から23日(月)にかけて、「東京で乗り換えが難しいと思う駅」についてのアンケートを実施しました。115人から回答が寄せられました。その一部を抜粋して紹介します。

最も多く票を集めたのは渋谷駅で、38票でした。次点の新宿駅(西武新宿駅を含む)は22票で、渋谷駅との差は圧倒的でした。
3位には大手町駅と東京駅が同数で、両駅の乗り換えについて「実質的に同一駅」とみなして投票した人もいました。
渋谷駅を「乗り換えが難しい」と感じる理由としては、「常に工事中で、定期的に通路が変わるうえに立体構造で迷いやすい」「JRと私鉄、地下鉄の乗り換えに距離があり、利用者も多い」(40代・男性・首都圏在住)といった声が挙げられました。工事の多さや複雑な立体構造によって駅の構造が把握しづらいことに加え、「地下鉄である銀座線が2階から出ていることは、初めての人には想像できない」(60代・男性・首都圏在住)など、特異な構造に戸惑う人もいます。
目的の路線とは違う方向に向かってしまったという声も多く、なかには「そもそも渋谷駅は避けている」という人もいました。中には、「生きている間に完成形にたどり着くことはないと思う」(首都圏在住・男性)と、駅の工事完了をあきらめているような声も聞かれました。ちなみに、渋谷駅の一連の工事は2034年度までに完了する見込みです。
一方、新宿駅については、「複数路線があり、地下深くにある路線や、西武新宿駅が離れているため」(40代・東北在住)、「全体像が分かりにくいうえ、常に何かしらの工事をしていて、乗り換えルートをその都度変えなければならない」(40代・男性・首都圏在住)といった意見がありました。路線の多さに比べて各駅の連携が弱く、工事による動線の変化も相まって、「駅構内で迷子になった」(50代・男性・北関東在住)という人もいました。
コメント