新幹線と縁が深いミネラルウォーター 国鉄が始めJRが受け継いだ水の商い
さまざまな商品が販売されているミネラルウオーターですが、そのなかには新幹線と縁が深いものも存在。その歴史は国鉄時代にさかのぼります。普段、知らずに飲んでいるかもしれません。
「゛」がない水、それが意味することとは?
この谷川連峰の天然水を使った商品名は当初、「大清水(おおしみず)」というものでした。ルーツである大清水トンネルの読みかたは「だいしみず」ですが、「おいしい水」と語呂をあわせるため、そして濁点を省くことで「にごりのない水」という意味を込め、ネーミングされたそうです。
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天然水「大清水」に関する事業は、1987(昭和62)年の国鉄分割民営化にともないJR東日本へ移管され、そののちJR東日本の子会社であるジェイアール高崎商事をへて、JR東日本ウォータービジネスへと移りました。そして2007(平成19)年、「大清水」は「From AQUA」へリニューアル。現在にいたります。
また、上越新幹線の大清水トンネルにルーツをもつ湧水は、「From AQUA」以外にもペットボトル緑茶「朝の茶事」で使用されています。
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