29年ぶり鉄道・バスで制服刷新 くまモン生みの親と伊賀大介さんがデザイン協働 相鉄グループ

相模鉄道と相鉄バスの制服が、29年ぶりにリニューアル。背景には、相鉄グループ100周年を2017年に迎えることなどから、同グループのブランドイメージと認知度を向上させるねらいがあります。

濃紺の制服、女性の帽子は全周にツバ

 相鉄グループは2016年9月29日(木)、相模鉄道(相鉄)と相鉄バスの制服を今年11月1日(火)からリニューアルすると発表しました。両社とも、制服の刷新は29年ぶりです。

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相模鉄道の新しい制服(左)。右は現在のもの(写真出典:相模鉄道)。

 新しい制服は、「横浜」をイメージしたという濃紺色がベース。袖に配した金色のライン数で階級を識別しやすくするほか、女性用の帽子は丸く、全周にツバをデザインしたものになります。

 デザインを手掛けたのは熊本県の“営業部長兼しあわせ部長”を務めるキャラクター「くまモン」の生みの親であるデザイナー水野 学さんと、細田 守監督『バケモノの子』や大根 仁監督『バクマン。』などの映画で衣装を数多く担当したスタイリストの伊賀大介さん。特別チームをつくり社員の意見も取り入れ、デザインと機能性を両立させたといいます。

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相鉄バスの新しい制服(写真出典:相模鉄道)。

 今回の制服リニューアルは、相鉄グループの「デザインブランドアッププロジェクト」の一環です。2019年度下期にJR線と、2022年度下期に東急線と相互直通運転を予定していることから、同グループではブランドイメージと認知度の向上に取り組んでいます。制服だけでなく、駅舎や車両のリニューアルなども進め、「選ばれる沿線」の実現を目指すとしています。

【了】

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