“重症”の懸念あった「群馬のSL」早期復活できるかも! “2機とも戦線離脱”の異常事態に光

群馬県の名物となっているJR東日本の蒸気機関車(SL)が2025年夏のシーズン初日に故障しましたが、早期に復帰できる可能性が出てきました。修理完了後の試運転が順調に進めば、再投入できる可能性があると関係者が明らかにしました。

運行再開はいつ?

 JR東日本は2025年8月16日以降の土曜と日曜の「SLぐんま水上」は、SLの代わりにGV-E197系で牽引し、「SLけん引機が変更となる列車へのご乗車を希望されないお客さまは、ご旅行開始前であれば、乗車券類は無手数料で払いもどしいたします」と説明しています。

 しかし、JR東日本関係者は「D51形498号機の修理後の試運転を早ければ8月25日にも始め、順調な場合には9月にも運行を再開できる可能性が出てきた」と説明しました。具体的な運行再開日は未定だそうですが、もしも順調ならば9月に設定されている6、7両日の「SLぐんま水上」、13日の「GV・SLぐんま横川」と「SL・GVぐんま横川」で再び運行できる可能性もあります。

 D51の復帰が具体的にいつになるのかは依然不透明ですが、上州路を再び力強く駆ける日が1日も早く訪れることを期待したいところです。

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Writer:

1973年、東京都生まれ。97年に国立東京外国語大学フランス語学科卒、共同通信社に入社。ニューヨーク支局特派員、ワシントン支局次長を歴任し、アメリカに通算10年間住んだ。「乗りもの」ならば国内外のあらゆるものに関心を持つ。VIA鉄道カナダの愛好家団体「VIAクラブ日本支部」会員。

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