「国鉄世代」の電車211系、長野でも新型車に置き換えへ 転属から十数年 残る「牙城」はどこに?

JR東日本が新型車両E131系を長野総合車両センターに導入し、国鉄時代から活躍する211系を置き換えることが明らかになりました。40年近く現役を続ける211系の今後の去就に注目が集まります。

211系の「JR最後の砦」とは?

 長野総合車両センターの211系は、今も長野県の第三セクター鉄道、しなの鉄道で一部活躍している115系電車を置き換えるため、2012年から2015年にかけて関東から転入してきたものです。長野県では115系が1970年代後半に導入され、半世紀近くたった今もしなの鉄道に残っています。これに対し、211系は十数年の運用となりそうです。

 211系はJR東海から全て退役しており、JR東日本も長野総合車両センターからの引退で数を減らしていくのは確実です。残された「牙城」は群馬県の高崎車両センターで、所属する4両編成と6両編成の両方とも延命工事が進められているため、当面は置き換えがなさそうです。

 一方、211系の“第二の人生”も始まっています。三重県の私鉄、三岐鉄道はJR東海の211系を譲り受けて改造した「5000系」を2025年5月に三岐線で営業運転を開始しました。千葉県の流鉄も25年7月にJR東海の211系を4編成譲り受けています。

 2026年にデビューから40年を迎える211系は、引退が進む一方で新天地での活躍も始まっており、ロングラン電車として今後も各地で活躍が続きそうです。

【長野にも】これが「211系を置き換える電車」です(写真)

Writer:

1973年、東京都生まれ。97年に国立東京外国語大学フランス語学科卒、共同通信社に入社。ニューヨーク支局特派員、ワシントン支局次長を歴任し、アメリカに通算10年間住んだ。「乗りもの」ならば国内外のあらゆるものに関心を持つ。VIA鉄道カナダの愛好家団体「VIAクラブ日本支部」会員。

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