英空母と海上自衛隊「いずも」共同作戦を実施し“極秘レシピ”を公開!

海上自衛隊は2025年9月5日、護衛艦「いずも」とイギリス海軍の空母「プリンス・オブ・ウェールズ」の給養員が考案したコラボカレーのレシピを公開しました。

海自の日本式カレーが参考元のイギリス海軍とコラボ

 海上自衛隊は2025年9月5日、護衛艦「いずも」とイギリス海軍の空母「プリンス・オブ・ウェールズ」の給養員が考案したコラボカレーのレシピを公開しました。

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空母「プリンス・オブ・ウェールズ(画像:イギリス海軍)

 これらのカレーは、「プリンス・オブ・ウェールズ」が任務の一環として日本に寄港した8月29日に行われた「日英カレー共同作戦」の際に調理されたものです。

 海上自衛隊では金曜日にカレーを食べることが習慣となっていますが、その発祥は旧日本海軍がイギリス海軍の食事制度を参考にした際、脚気の予防のためにイギリス式のカレーを食事に取り入れたことに始まります。

 旧海軍によるカレーの採用から100年以上が経過した現在、日本ではカレーが一般的に普及し、独自の進化を遂げてきましたが、今回、ついにその参考元とのコラボレーションが実現しました。

 この調理の様子は、駐日イギリス大使館の公式YouTubeで公開されています。「いずも」のカレーは、鶏肉、タマネギ、ニンジン、ジャガイモなどの具材を使用し、最後に4種類のカレールーを組み合わせ、とんかつソースやウスターソースで味を調えるという、もはや伝統的ともいえる日本式のカレーです。

 一方、イギリス海軍は、鶏肉にカレーペーストを絡めて炒めた後、トマトやヨーグルトを加えた「ティッカマサラソース」で煮込むという、伝統的な調理法による「チキンティッカマサラ」を公開しました。ちなみに、このティッカマサラソースについて駐日イギリス大使館は「なじみが薄いかもしれませんが、ネット通販で手軽に購入できます」として、リンク付きで紹介しています。

 この2種のカレーの“極秘レシピ”が海上自衛隊の公式ホームページに公開されたことを受け、SNSでは「国家機密だぞ! こんなの家庭で作りたくなっちゃうじゃないか!」や「日英同盟とするなら、ハーフ&ハーフで食べるのもありだね」といった反応が見られました。また、公開されたレシピをもとに「日本風カレーの原点はイギリス風カレーだが、見よこの違い」と、表を使って両者の違いを解説する人も現れました。

【画像】日英給養員がカレーを調理する様子

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