JR東海の新型気動車が「ロングシート」主体になるワケ 快速「みえ」も大変化! 指定席はどうなるのか
JR東海が投入する普通列車用のハイブリッド気動車「HC35形」は、大部分の車両がロングシートとなります。どのような背景があるのでしょうか。
「乗車券のみで座れるクロスシート」は残るのか
――高山本線・太多線は、転換クロスシートの現行車両からロングシートの新型車両に一新となりますが、なぜ座席形態を変更するのでしょうか?
高山本線・太多線を中心に運用する車両は通勤・通学などのご利用が多いことから、より適切な輸送力を提供できるロングシート車両2両としています。
――快速「みえ」用のHC35形は転換クロスシートとロングシートが各1両となりますが、なぜそうしたのでしょうか?
快速「みえ」を中心に運用する車両は観光及び通勤・通学などのいずれのご利用にも対応できるよう、転換クロスシート車両1両とロングシート車両1両としました。
――快速「みえ」用のHC35形では、指定席はどうなるのでしょうか? 転換クロスシート車両は全て指定席となるのでしょうか?
従来通り、クロスシート車両の一部を指定席として運用します。ご利用状況に合わせて指定席を拡大し運用する場合もあります。
――快速「みえ」用のHC35形でロングシートとなるのは、名古屋方の車両でしょうか?それとも鳥羽方の車両でしょうか?
現時点では決定していません。
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キハ75形は、「青春18きっぷ」ユーザーなどにも好評な転換クロスシートで、長距離の乗車には適しています。ただ、日常の通勤・通学輸送では、ロングシートの方が好ましい面もあります。快速「みえ」では、従来通り「クロスシート車両の一部」が指定席となることから、「乗車券のみで座れるクロスシート」は席数が減るものの、残る見込みです。
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