飛行中の露軍ヘリに背後から「刺客」が迫る “撃墜の瞬間”を捉えた映像が公開
ウクライナ軍の無人システム部隊は、カメラを搭載したFPVドローンを使用してロシア軍のMi-8ヘリコプターを撃墜する様子を捉えた映像を公開しました。
飛行中のヘリがFPVドローンの攻撃を受け墜落
ウクライナ軍は2025年9月29日、カメラを搭載したFPVドローンを使用してロシア軍のMi-8ヘリコプターを撃墜する様子を捉えた映像を公開しました。

ウクライナ軍によると、今回の攻撃はドネツク州のコトリャリウカ周辺で、無人システム部隊の第59独立強襲旅団のドローン操縦者が実施したと報告しています。無人システム部隊は、ウクライナが2024年に創設した、世界で初めてドローンの運用に特化した独立軍種です。
ウクライナにおける戦いでは、以前からFPVドローンが飛行中のヘリコプターに攻撃を仕掛けるケースが報告されていましたが、FPVドローンはヘリコプターよりも飛行速度が遅いため、攻撃に失敗するケースが相次いでいました。
今回公開された映像は、Mi-8の後方からドローンが迫り、攻撃をかける瞬間を捉えています。攻撃を受けたMi-8は墜落し、炎上しています。
Mi-8は、1万2000機以上が製造され、各国が導入した旧ソ連製の傑作軍用ヘリコプターです。人員や貨物の輸送のほか、医療搬送や地上部隊の航空支援などで使用されています。
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