知られざる「法務省のパトカー」一体なんのため? 乗ってる人も“超特殊!?“ SUVなのはワケがある
2025年10月1日・2日に東京ビッグサイトで開催の「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2025」では、法務省が「特別機動警備隊管車」と呼ばれる車両を展示していました。
法務省が災害派遣などを行う理由
2025年10月1日・2日に東京ビッグサイトで開催の「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2025」では、法務省が「特別機動警備隊管車」と呼ばれる車両を展示していました。

これはマツダ・CX-8をベースにした車両で、無線機や赤色灯を搭載。パトカーを思わせるデザインで、カラーリングを除けば警察車両のような外観です。この車両がどのような場面で使用されるのか、ブースの担当者に話を伺いました。
ブースで車両を紹介していた担当者によると、「特別機動警備隊」は2019年に新設された、法務省矯正局長直轄の部隊だそうで、この車両は同隊が、指揮車として使用しているとのことです。
特別機動警備隊は、法務省が管轄している施設などで暴動、逃走、災害等の緊急の対応が必要となる「非常事態」が発生した場合に出動する部隊であり、隊員は刑務所や拘置所で収監者の監視を行う刑務官などから選ばれるとのことです。
「この警備隊発足以前は、災害や事件のたびに刑務官を選抜していましたが、それでは刑務所などの通常業務に支障が出るということで、常設の部隊になりました」と担当者。
ただ暴動や逃走に対応するのは理解できますが、なぜ災害派遣まで行うのでしょうか。この点については、2024年に発生した能登半島地震を例に説明がありました。
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