まさか、お前が覆面パト…!? 常識を覆す“ショボい車種”なぜ増えた? バキバキチューンの新型もあるのに
パトロールカーのなかでも、通常時は一般車と同じ外観ながら、緊急時には赤色灯を出して任務に当たるのが通称「覆面パトカー」です。
追いかけられたら怖い? SUVやチューニングカーの覆面も…
一方、交通取り締まり用の覆面パトカーや、警護車にもセダン以外の車両が導入されています。

それが、トヨタ「ランドクルーザー」や日産「エクストレイル」、スズキ「エスクード」といったSUVタイプの覆面パトカーです。2021年の「東京オリンピック」開催時には、SUVタイプを含むさまざまな覆面パトカーが全国から集結。会場周辺の巡回警備や要人警護などといった諸業務にあたりました。
また、佐賀県警では2025年現在も、ちょっと懐かしいスバル「レガシィアウトバック(4代目・BP型)」の覆面パトカーが現役で稼働しています。9月に実施された「秋の交通安全県民運動」の際には、「レガシィも出動」のハッシュタグとともに公式Xにアウトバックが登場し、マニアのあいだでも話題になりました。
一方、従来のセダン型でも意外性の高い覆面パトカーの例が存在します。その代表例といえるのが、警視庁に配備されているフルエアロ仕様のトヨタ「マークX」と「カムリ」です。
特にマークXは、トヨタのカスタマイズブランドである「モデリスタ」が手掛けた「+M SuperCharger(スーパーチャージャー)」という仕様。排気量3.5リッターのV型6気筒エンジンには過給機が装着され、最高出力360psを発揮します。エアロパーツをまとった外観も相まって、覆面パトカーというよりも「チューニングカー」といった風格を感じます。
冒頭に記したように、国内メーカーではセダンのラインナップが減っています。近い将来、さらに意外な覆面パトカーが登場するかもしれません。
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